しまんちゅの日記

~映像翻訳と映画と沖縄~

2021-01-01から1年間の記事一覧

マケ

学生時代、 dead day(期末)の時期はいつも睡眠を削り できるだけ知識を頭に詰め込もうとしていた。 試験期間中は24時間営業になる大学のラウンジで 友達と翌朝に受ける試験の勉強をしていた。 私は”Make~”という文章を見て「マケって何?」と呟いた。 …

十年一昔

当時、私はアメリカの大学に通っていた。 いつものように起きて、テレビをつけて、コーヒーを入れていると トレードセンターに飛行機が突っ込む映像が流れていた。 どこかのハリウッド映画が、模型か何かを使って撮影したのかな?と最初は思った。 全く、現…

美しいひと

NETFLIXで配信されている「THE BLACKLIST/ブラック・リスト」 Previewが流れるたびに、気になっていた。 「この俳優は見覚えがあるけど、誰だったっけ?」 見始めたら面白い。 レイモンドを演じている俳優は一体誰だろう?と調べてみた。 ジェームズ・スペ…

マスクに隠れる

コロナで生活が大きく変わった。 そのうちの一つが、マスクをしていること。 花粉症なので春は嫌々マスクをしていたのだけど 今ではマスクをするのが当たり前だし、バッグに予備まで入っている。 マスクの弊害としては、 息苦しいこと。 相手の表情が読み取…

まめおとは。

今季のドラマはひとつしか見ていない。 「大豆田とわ子と三人の元夫」 視聴率は悪いらしい。 でも、いまだに視聴率で本当に必要なものが測れるんだろうか? 毎週欠かさず見ている私は、テレビではなく配信で見ている。 そういう人、多いんじゃないだろうか。…

Short Shorts Film Festival & Asia 2021

Short Shorts Film Festival & Asia 2021が配信中。 ゴリが脚本と監督をした短編映画を見た。 舞台は沖縄県粟国島。 風葬された死者の骨を 死者の近しい人間が洗う「洗骨」の風習がまだ残っている。 その姿を映した短編映画だ。 ↓で配信されているのは短編…

笑いってやつは

職場のチームにいる中国人の女性は 日本に来てもう20年以上になり、日本語がペラペラだ。 中国人のクライアント相手に通訳をすることもある。 そんな彼女でも、たまにわからない日本語がある。 彼女はとても向上心が高く、 わからない言葉があるとそのまま…

思い出す、遊び

翻訳作業をしていると、懐かしい気分になる。 小学2年生くらいの頃 沖縄に住むアメリカ兵とのゴタゴタに巻き込まれた事がある。 それは私の中にトラウマになり アメリカを怖がるようになってしまった。 それを知った父が叔父に話したのだろう。 米軍基地内…

キリングフィールド

最近、自分が「引き戻されてるなぁ」と思うことが多い。 過去に感じたことに、引き戻される感覚がある。 子供の頃、映画好きな父と一緒にカンボジア内戦を取材したジャーナリストたちの実話を映画化した「キリングフィールド」を見た。 子供だから、赤いマフ…

来月が怖い

2月も終わる。 今月の目標のDry Februaryも無事に達成することができた。 いろいろ状況が変わった月だった。 3月は何が起こるだろう? 先週、SSTを買った。 私はスポッティングが遅い。 慣れるために3月の目標は「毎日スポッティング」

…そして失敗した

人は自分が失敗をしたことに気づくと、立ち止まる。 今日の私がそう。 道の真ん中で立ち止まった。 そしてがっかりして、一気に脱力した。 昨日、ブログで書いた「失敗してやる」が言霊だったのか? 私のうっかりさんが顔を出して、失敗してしまった。 へこ…

私は戦いに出て失敗してやる

無意識に何かの答えを求めている時、図書館に行く。 本屋さんに行くのが王道かもしれないけれど 新品の本は色が華やかで何か落ち着かない。 図書館の本は、少しくすんでいて目に優しく ゆっくりと背表紙を眺めることができる。 必ず、何か見つかる。 一冊見…

1000歩

「1000足作ったら、自分が作りたい靴が作れるようになる」 靴職人がそう話してくれた。 その人が教えてくれる靴工房に週に1度通った。 私が作った靴は3年で25足だった。 出来上がった靴は、靴の形をしているし履ける。 しかし趣味で作っていたとはいえ、…

亡き人と泡盛を

父が亡くなってから、思い出さない日はない。 父と話したい、と思う。 15歳で実家を出たので、 おしゃべりな母とは違って、寡黙な父とはじっくりと話す機会は少なかった。 社会人になって東京に住み始めてからは、 1年に1回、沖縄に帰って泡盛を一緒に飲み…

too practical?

今年の彼からの誕生日プレゼントはNetflixだった。 映画100本、ドキュメンタリー100本を見る事を今年の目標に掲げて、 毎日、目がショボショボするくらい映像を見続ける私に彼は言った。 「誕生日プレゼントはNetflixにしてあげる」 彼はテレビも見な…

女性差別とセクハラとスタンダップコメディ

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の 女性に対する発言が連日報道されている。 女性としてモヤモヤする。 まだこんなことを公の場でいう要人がいるのかと感じた。 そんな中で、タイミングよくNetflixでスタンダップコメディの 『…

積み重ねる

落語家の桂宮治さんが、真打ちに昇進された。めでたい。 このニュースを知り、 コロナで遠ざかっていた落語を見に行きたいという気持ちがムクムクと。。。 でも我慢する。 私の落語デビューは宮治さんの独演会だった。 マクラだけで爆笑してしまう、なんだか…

Dry February

友人の「健康診断のために、Dry Januaryをした」という話を聞いて 明日からDry Februaryをしようと思いたった。 去年の12月に禁酒をした時は 体重が2キロ減り、なんだか体調も良かった。 お酒はtoxicなんだなぁ、とあらためて感じたけれど やはりお酒と共…

字幕か吹き替えか

アメリカに住んでいる時、 アメリカ人の友達にフランス映画を見に行こうと言ったら 断られたことがある。 「フランス映画って事はそれ字幕?字幕なら見ない。 それは映画を見に行くんじゃなくて、字幕を見に行くってことだから」 衝撃を受けた。 さすが、、…

ただじっと待つ

私が東京に住み続ける理由は2つある。 桜と紅葉が見られること。 見たいアートが見られること。 生まれ育った沖縄では、この2つを見ることが難しかった。 沖縄の桜は1月に咲くし綺麗だけれども、 桜の品種が違う本州のふわふわタップリな桜が見たかった。…

聞こえてくる

窓を開けるとクラリネットの音が聞こえてくる。 去年から週末の午前中、 どこかの誰かがクラリネットで「Over the rainbow」を吹いているのが聞こえてきた。 勝手に近くの中学校の吹奏楽部の女の子の音だと妄想している。 気がついた頃、彼女の演奏はとても…

映画賞はちょっとだけ。。。

文学賞は信用できない。 甘くない、と謳っているサワーは甘い。 けれども、海外の映画賞だけはちょっと信じている。 韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の話。 テレビはあまり見ないので(とはいえ、パラサイトは金ローで見た) 周りの人の話などから、「…

ななな

世の中が七草粥なるものを食べる日に 私はお寿司を食べた。 これからも、1月7日に七草粥を食べることはない。 そういう日。

Authenticは染み込まない

苦手な言葉がある。「authentic」という言葉だ。 意味は分かっている。 リーダーズ英和辞典によると 信ずべき、確実な、典拠のある、頼りになる;真正の、本物の;(複製が)現物に忠実な;《法》認証された;《楽》正格の… Oxford Learner's Dictionariesに…

笑いはいい

初笑いはNetflixで「エイミー・シューマーの成長してますが何か?」だった。 涙が出るくらい笑った。 下ネタのオンパレードで下品な話を1時間楽しんだ。 テレビではお笑い番組とか何かしらあるのだろうけど、お正月番組は面白くない。 いろんなチャンネルが…

ほら。こわくないこわくない。

予告編が一番面白い映画ってある。 そう思ってしまったのが、新しい年を迎えて最初に見た映画。 「IT/イット THE END ”それ”が見えたら、終わり。」 wwws.warnerbros.co.jp ただ怖いだけのホラー映画ではないのね。 子供の頃の友情を大人になってからも持ち…

2021:2-2+1x0

2020年の始めに決めたことは 「1年で120本の映画を見る」ことだった。 結果、122本の映画を見終わって新しい年を迎えることができた。 目標をたてること、自分との約束を守ることは 自分を信じること、自分に自信を持つことにつながると聞く。 かといって、1…