しまんちゅの日記

~映像翻訳と映画と沖縄~

まめおとは。

今季のドラマはひとつしか見ていない。

「大豆田とわ子と三人の元夫」

 

視聴率は悪いらしい。

でも、いまだに視聴率で本当に必要なものが測れるんだろうか?

毎週欠かさず見ている私は、テレビではなく配信で見ている。

そういう人、多いんじゃないだろうか。

テレビは時間を拘束される。

自分の好きな時に、好きなドラマを見たい。

 

脚本が坂元 裕二さんだから、もちろん面白い。

「Mother」「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」「カルテット」、、、

坂元さんのドラマは言葉が面白い。

 

ただの恋愛ドラマじゃない。(まず恋愛ドラマなんだろうか?)

主人公は3回結婚して、3回離婚した、40代子持ちの女社長。

うん。出会ったことない、そんな女性。

でも、松たか子の演技が「いるかもしれない」と思わせる。

そして、離婚した後も仲が良い3人の元夫たち。

うん?そんなことある?と思いつつも、その関係性にほのぼのする。

こんな会話を交わしている大人たちがいるのだろうか?と、うらやましくなる。

 

20代の恋愛と、倍生きてる40代の恋愛は違う。悩みも違う。

長く生きてると、いろいろある。

そのいろいろを、グツグツとい煮込んで、浮かび上がってくる灰汁のようなもの。

坂元さんの脚本はその灰汁をすくいとるようなセリフがある。

そうそう、そういう気持ちあるよね。 

灰汁はありますよ。でも、それはうま味でもありますよ。